PHPのシステム開発~サービス例やできること・できないこと~

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PHPのシステム開発~サービス例やできること・できないこと~

システム開発言語のひとつである「PHP」は、利便性や柔軟性が高く、開発者から人気のあるプログラミング言語です。 私たちが普段よく利用しているサービスもPHPで開発されているシステムが多くあります。

また、PHPは新しい機能の追加や不具合修正などにも活発に行われており、 システム開発においてもまだまだ発展する可能性を秘めた言語と言えます。

今回は、PHPとは何か、どのようなシステムを開発できるのかなどを具体的なサービスや機能の例とともにご紹介しながら、 PHPが苦手なことや、PHPを使ったシステム開発を依頼する際の会社選びのポイントを説明します。

 

 

PHPとは?

PHP(Hypertext Preprocessor)は、Web上で表示されるページやコンテンツを作成するための、プログラミング言語です。 システム開発者が習得しやすく、Web上で動的コンテンツ(ユーザー(見る人)の操作や時間帯など、内容によって異なる表示となるようなコンテンツ)を作成できるため、システム開発で人気がある言語です。 PHPでは、お店やレストランなど情報の検索、来店予約などさまざまな機能を比較的容易に開発することができます。

 

PHPでできること

PHPは多くのことができるプログラミング言語で、PHPで開発できる機能は数多くあります。以下に一例をあげます。

 

検索

レストランや宿泊施設など、条件に合った情報を検索し、表示することができます。

 

予約、注文

レストランや宿泊施設など、事前に予約できるようなサービスもPHPで開発することができます。

 

お問い合わせフォーム

いろんなWebサイトで見るお問い合わせフォームもPHPで比較的簡単に開発することができます。

 

グループウェア

企業などが使うさまざまな便利機能がついたスケジュール管理システムのことを「グループウェア」といいます。 このグループウェアについている機能のほとんどは、PHPで作成できる機能です。 カレンダーを表示して、その各日付に予定を追加・削除する機能や、企業が雇用者を管理するためのタイムカード機能なども実装できます。

 

API連携

すでに皆さんが利用している有名なサービスと連携して、機能を開発することも出てくるかと思います。 そのような他社サービスとの連携も、PHPで開発することができます。

 

PHPで開発されている代表的なサービス

PHPで開発された代表的なサービスは数多くあり、日本だけではなく世界でもよく使われています。一例を紹介しましょう。

 

Facebook

世界で約29億人以上が登録している(2022年1月時点)SNSです。 Facebookでは、メッセージ機能や検索機能などさまざまなサービスが提供されていますが、これらもPHPを基にした言語(※)で開発されています。

※現在はHackという独自の言語で開発されていますが、PHPと互換性がありPHPで作成したプログラムがほぼそのままHackとして利用できます。

 

Facebookページのスクリーンショット

(画像参照:Facebook

 

ぐるなび

レストランや食事をする場所を探す、予約するなどのサービスです。 レストランの検索や予約、クーポンや特典情報、口コミなど様々な機能があり、これらもPHPで開発されています。

 

マイナビページのスクリーンショット

(画像参照:ぐるなび

 

PHPでできないこと、苦手なこと

PHPを使って開発できる色々な機能を紹介してきましたが、逆にPHPが苦手なこともあります。 以下は、PHPが苦手なことの一例です。このため、システムを開発する際、他の開発言語や機能を組み合わせることが多いです。

 

高負荷な処理

大量のデータを使った計算などを指します。PHPで開発することもできますが、速度がやや遅い傾向にあります。 このため、PHPではなく、そのような処理に適した開発言語で開発することが多いです。

代替となる開発言語:C#やJava、Python、GOなど

 

AI(機械学習)

最近はAIによる認識や解析などを使ったサービスも多くあります。 こうした開発にはPHPよりも専門化された開発言語があり、それらを使用して開発することが一般的です。

代替となる開発言語:R、Python、C++など

 

ネイティブのモバイルアプリ

PHPは主にWeb上で表示するページなどの開発に特化しているため、 スマートフォンやタブレット向けのネイティブアプリ(ストアでインストールするアプリ)の開発には適していません。 ネイティブアプリの場合、バックエンド機能(データベースとの連携など、裏側で動く機能)をPHPで開発することもできますが、 その場合はフロントエンド機能(画面のアニメーションやスクロールなどの機能)を別の開発言語で開発する必要があります。

代替となる開発言語:Kotlin、Swiftなど

 

システム開発を依頼する際の、企業選びのポイント

PHPでの開発を取り扱っている企業は多くありますが、開発を依頼する場合、どこに依頼すればいいか悩むこともあるのではないでしょうか。 選ぶうえでのポイントはいくつかあります。

 

システム開発会社の得意分野や実績を確認する

実績が多い開発会社であれば、ニーズを的確に汲み取った提案をしてくれます。 開発会社を検討する際は、どのようなPHPの開発実績があるかを確認しましょう。 自社が求めるシステムに似た開発の実績があれば、「開発の際に重視したポイント」などを確認してみるのもいいと思います。

 

意見や要望を自社の目線で聞いてくれるかを確認する

システム開発を進めていくうえで、システム開発に携わる担当者との相性が重要になります。 意見や要望を真摯に聞いてくれるかがとても重要です。 また、システム開発では頻繁に専門用語が出てきますので、質問に対し分かりやすいレベルで説明をしてくれるかについても確認しておきましょう。

 

まとめ

この記事では、PHPのシステム開発について解説しました。下記に今回解説した内容をまとめておきます。

 

  • PHPとは、Web上で表示されるページやコンテンツを作成するためのプログラミング言語
  • 情報検索や予約など動的コンテンツ作成に適している一方、機械学習やモバイルアプリの開発には不向き
  • PHPで開発された代表的なサービスとして、Facebookやぐるなびが挙げられる
  • PHPのシステム開発を依頼する際は、得意分野うあ実績を確認し、自身の要望を真摯に聞いてくれる企業を選ぶ

 

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