マイナビの開発子会社であるNAL SOLUTIONS(以下、NALS)は、オフショア開発の実績が豊富で、さまざまなプロジェクトでお客さまの信頼を獲得しています。
実際に、オフショア開発に懸念を抱いていたお客さまも、NALSの開発支援にご満足いただきました。この記事では、プロジェクト成功のためにNALSが重視している取り組みをご紹介します。
コードの品質を保証するため、Sonarqube、ESLint、TSLintを使用しながら、以下を実施しました。
バグやエラーを減らすため、バックエンド(BE)で80%、フロントエンド(FE)で50%の単体テストカバレッジを目標にしました。
技術リーダーが、プロジェクトの開始から完了までチームを技術面をフォローしました。
技術チェックリストを用いて、コードがを満たしていることを確認しました。
チームメンバーがシステム全体の機能を理解するために、各プルリクエスト(PR)で定期的なクロスファンクショナルコードレビューを実施しました。このレビューは1日3回、作業開始前、昼食前、作業終了時に行ないました。
NALSでは、各プロジェクトに自社のフレームワークを適用することで、すべてのプロジェクトを共通化された標準のもとで運営し、品質の最適化を目指しています。
このフレームワークでは、スコープ、スケジュール、コスト、品質、リスク、クライアントのフィードバックなどを管理し、自動レポート化して、正確かつタイムリーなデータ提供が可能です。
また、フレームワーク内でプロジェクトを以下の5つの段階に分けて、構造化しています。
チームはスクラムモデルに従い、各イベント(バックログの精査、スプリント計画、スプリントレビュー、スプリント回顧、デイリースクラム)を実施しました。
NALSセキュリティチェックリストに基づいて、潜在的なセキュリティ脆弱性の特定や軽減に努めました。また、ISMSオリエンテーションやISO 27001の規則を遵守し、高いセキュリティ基準を維持や機密情報の保護を重視しています。
具体的な実施内容は以下のとおりです。
コミュニケーションをSlackチャネルに集約し、議論や情報共有を安全に管理しました。
プロジェクトに関するドキュメントは、社員のみアクセス可能な専用プロジェクトドライブに保管し、無許可のアクセスを防止しました。
指定されたチャネル外での文書やプロジェクト情報の共有を禁止しました。
NALSはクライアントとの関係を、単なる取引ではなくコラボレーションであると考え、クライアントの成功を最優先にプロジェクトへ取り組んでいます。
インシデントを積極的に検出し、解決策を提案しています。
クライアントの要件を明確にし、クライアントが気付いていなかった仕様や機能を提案することで、クライアントを支援しました。
クライアントへ迅速に情報提供しました。
各スプリント後にシステムのデモンストレーションを実施し、クライアントを巻き込みながら開発を進めました。
リリース日を厳守しました。
NALSの開発チームには、アソシエイトプロダクトオーナー(APO)やブリッジSEが参加し、クライアントと技術チーム間の情報伝達を行なっています。
日本での留学や職務経験がある彼らは、日本語はもちろん、日本の文化やビジネスコンテキストも理解しています。
また、クライアントと技術チーム間の情報共有のためにドキュメントを活用するなど、クライアントとのコミュニケーション方法を標準化したり、議論をドキュメント化したりします。
こうしたフレームワークを適用しプロジェクトを実施した結果、顧客満足度調査(CSS)にてお客さまから高い評価を受けました。具体的には「高い技術をもつ優秀なエンジニアがいて、優れたチームと一緒に仕事ができたと感じた」「スムーズなコミュニケーションで、進捗遅れなどもなくスムーズに開発を進められた」「他国のオフショアと比較しても満足度が高く、NALSをおすすめしたい」とのフィードバックをいただきました。
この記事の内容が、貴社のオフショア開発活用に役立つことを願っています。
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